Ansibleがplaybookを実行すると最初のタスク実行前に収集する情報のことで、他の変数と同じように振る舞う。
収集する情報には、CPUのアーキテクチャ、OS、IPアドレス、メモリ、ディスクの情報など、ホストに関するあらゆる詳細を問い合わせる。
内部実装としては、setupというモジュールにて行われており、Ansibleはファクトの収集時に自動的にこのモジュールを呼んでいるので、playbook中ではこのモジュールを呼ぶ必要はない。
Ansibleコマンドを用いれば、ファクトの内容を簡単に出力できる。
なお、ファクトの情報はansible_factsというキーを持つ辞書になっている。
ansible hostname setup -a 'filter=*'
ファクトを返すモジュールの場合、Ansibleがそれらの変数を自動的に登録してくれるので、わざわざregisterキーワードを指定する必要がない。
ex.)
- name: get ec2 facts ec2_facts: -debug: var=absible_ec2_instance_id
[参考URL]
(GitHub:lorin/ansible-quickref facts)
ansible-quickref/facts.rst at master · lorin/ansible-quickref · GitHub
- 作者: Lorin Hochstein,Sky株式会社玉川竜司
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2016/04/16
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