CPI[Cycles Per Instruction]は、CPUがどこでクロックサイクルを使っているかを説明したり、CPUの使用率の性質を理解したりするために使われる重要な指標である。この指標は、CPIとは逆にIPC[Instructions Per Cycle]という形で表現されることもある。
CPIが高いということは、CPUがストール(stall:止まっている。そしてストール中のサイクルは、ストールサイクルと呼ばれる。)していることが多い(一般的にはメモリアクセスが原因)ということであり、CPIが低いということはCPUがあまりストールしておらず、命令のスループットが高いということである。
メモリの負荷のかかるワークロードは、高速なメモリを搭載したり、メモリI/O量を減らしたりすることでパフォーマンスを上げれる。
- 作者: Brendan Gregg,西脇靖紘,長尾高弘
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2017/02/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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