【事象】
ゲストOSからyumを実行しようとしても、yumが止まった状態になってしまい、アップデートが行われない。
なお、ホストOSからゲストOSに対して、SSHやゲストOS内に環境構築しているWebサーバーには問題なくアクセスできる。
(NATのポートフォワードの設定は正しく行えている)
【原因】
プロキシの設定が正しくなかった。
【環境】
ホストOS:Windows10
仮想環境:VirtualBox6
ゲストOS:CentOS7
ゲストOSのネットワークアダプター:NAT
その他:HTTPなど通信する際にプロキシが存在(会社)
【対応方法(の一例)】
1.VirtualBox自体のプロキシの設定変更
[ファイル] - [環境設定] より、"プロキシー"カテゴリを選択し、インターネットに直接接続を設定する。
2.ゲストOS内部のプロキシ設定
(CentOSで一時的に通信を行う場合)
以下を実行し、環境変数を宣言すれば通信を行える。
export HTTP_PROXY=http://<プロキシのユーザー名>:<プロキシのパスワード>@<プロキシのサーバー名>:<プロキシのポート番号>/ export HTTPS_PROXY=https://<プロキシのユーザー名>:<プロキシのパスワード>@<プロキシのサーバー名>:<プロキシのポート番号>/
【その他】
・VirtualBox6の環境であれば、ゲストOS→インターネット、ホストOS→ゲストOSの通信を実現したいのであれば、ネットワークアダプタはNATのみで問題ない。
・環境によっては、Windowsファイアーウォールや、ウイルスソフトに通信が止められている可能性があるので確認する必要がある。
【参考リンク】
社内Proxyに阻まれていろいろ捗らない人のためのTips - Qiita
CentOS 7で作るネットワークサーバ構築ガイド 1804対応 第2版 (Network Server Construction Guide S)
- 作者:サーバ構築研究会
- 発売日: 2018/09/22
- メディア: 単行本