認証・認可関連の本(2025年4月時点)

あまり認証や認可に関する本が無いので纏めてみた(随時更新中)。
この中でピンとくるのが無ければ、Web界隈を追い求める方が良さげ。
(なお、英語本、技術書典界隈などは当方追えてないですが…)

OpenID Connect/OAuth関連

Firebase Authentication で学ぶソーシャルログイン入門

Firebaseを題材に書かれているが、認証周りの実装を図を使って丁寧に解説されている。
ログイン画面などを初めて担当する際にとても参考になるかと。

認証全体

今さら聞けない暗号技術&認証・認可

Software Design の暗号技術、認証・認可に関連する記事を再編集した書籍
(発行月2023年3月以前の内容を再編集)
当テーマのためだけにバックナンバー全部集める位なら、この一冊まず読むのがお勧め

Software Design (ソフトウェアデザイン) 2024年2月号

特集記事:ゼロから学ぶWeb APIセキュリティ 設計から始める攻撃対策
第4章で認証・認可に関する記載有

日経ITエンジニアスクール 暗号と認証 最強の指南書

認証周りも含めた基礎知識固めるための本
この辺の知識が手薄、情報処理試験を真面目に受けてない人は読んだ方がいいかも

デジタルアイデンティのすべて

SAMLやOAuthってなんだろうという人が読む本ではない
認証・認可を習得してから手に取るべき本
買う前に本の目次位は確認することを強くお勧めする
(合う人にとっては、こういうことを体系的に学習したかったと思える本)

製品関連

認証と認可 Keycloak入門 第2版

OAuth/OpenID Connectに準拠したAPI認可とシングルサインオンの実現
あまりこの手の本は売れないであろうに書いてくれたことに感謝
Keycloakの商用版であるRedHat SSOにも有効な書物と思われる

実践 Keycloak ー OpenID Connect、OAuth 2.0を利用したモダンアプリケーションのセキュリティー保護

Keycloakに関する動物本

Keycloak 初学者の必須知識 100

Keycloak周り自身無い人は上記本をいきなり読むのは苦行かもなので読んだ方がいいかも

ひと目でわかる Active Directory Windows Server 2022/2025版

こちらはAzureADではなく、Active Directoryの本
(Active Directoryと書いているだけで購入しない様に注意喚起のため記載)
EntraIDが定着化してきたのでこの間違いはもう少ないかも。

ひと目でわかる Intune 改訂新版

Entra ID(旧AzureAD)・スマホという案件が来そうなら、持っておくと助けになるかも

AWSの薄い本 IAMのマニアックな話

IAMに特化して記載されている
発行された時期は古いが、概念的な部分は今でも生きる内容
前半が徹底解説で、後半がマニアックになってくる

AWSの薄い本Ⅱ アカウントセキュリティのベーシックセオリー

あまり紹介記事が少ないOrganizationsについても書かれている
マルチアカウントやアカウントセキュリティ設計など、
ネットで得るのは難しい内容について解説してくれている

パスキー関連

今まで殆ど書籍無かったが、普及進んできそうな兆しあるためか書籍増えてきた

Software Design (ソフトウェアデザイン) 2025年1月号

特集記事:認証技術の最前線
パスワードレス認証「パスキー」のしくみと実装

パスキー実践ガイド

2025年1月11日発売

パスキーのすべて

2025年1月28日発売
fukabori.fmの第126回で著者のえーじさんが出演されており、
本書のことやパスキー関連の情報を話されていた。
126. パスキーのすべて w/ agektmr | fukabori.fm

実践入門ユーザー認証 試して学ぶパスワードレス

oktaの画面キャプチャ多め
後半のFIDO書かれている書籍殆ど無いので、あるにこしたことない本

認証(メール)

どこかで読みたいと考えていながら読めてない・・・。

暗号特化

Software Design(ソフトウェアデザイン) 2022年3月号

特集記事:今さら聞けない暗号技術
暗号技術何それ?みたいな状態であれば、ここから読み始めるのがいいかも

暗号技術入門

良書と言われている本
改版もされており図も意外と多め

暗号技術のすべて

IPUSIRONさんが書かれている本
こちらも難しい内容に対して読みやすい構成かと

暗号と認証

暗号化がメインテーマで、理論的な内容が多くを占める
基礎力高めるのにはとても良い本
但し、案件で認証とかでトラブル起こしてる時に読む本ではない

SSL/TLS実践入門

現代社会においては密接に関わる要素技術の一つ
当部分については詳しく把握しておくべき内容である。
但し、こちらもせっぱ詰まってる時に読む本ではない

現代暗号技術入門

自身は未読
書いている人がこの道のプロなので筋は良さそう

セキュリティ界隈

体系的に学ぶ 安全なWebアプリケーションの作り方 第2版

通称徳丸本
Web開発してるのにまだ読んでない人は絶対読むべき本
見える風景が変わるはず
Web開発で良い本何?と聞かれたら必ず勧める1冊
但し、きちんと読むには時間が必要かつ基礎知識も必要

徳丸浩のWebセキュリティ教室

徳丸本では心が折れる、全く歯が立たない人に向けた本(という認識)

フロントエンド開発のためのセキュリティ入門

入社2~3年目位を想定して書かれている(とどこかでコメント見かけた)
徳丸本の一歩手前&フロント特化型という感じかと

完全図解 セキュリティー実践

情報処理安全確保支援士受ける際に有効かも
文多めではあるが、図解が非常にわかりやすい

セキュア・バイ・デザイン

かなり読むの疲れる内容ではあるが、色んなところで引用されているイメージ
なお、徳丸本読んでない人がこちらから読むのは心折れると思う

クラウドネイティブセキュリティ入門

未読(積んだまま今に至る)

変わり種

上記分類とは少し違う切り口の本

物理セキュリティの実践(ハッカーの技術書)

USBや入館証など物理に対するハッキングに着目した本

顔認証の教科書

今やAPI化されてるが、どう実現するか?というのを知るのに良さげ

ISO22301 徹底解説

もしかしたらこういった本を探している人が1人はいるかもと思い記載しておく

まだ現役かとは思うが下に移動させた本

記載量増えたので、絞り込みを実施した結果、下に記載しました。

【電子版】雰囲気でOAuth2.0を使っているエンジニアがOAuth2.0を整理して、手を動かしながら学べる本

今のところ電子版、booth経由の購入のみ
authya.booth.pm

【電子版】OAuth、OAuth認証OpenID Connectの違いを整理して理解できる本

今のところ電子版、booth経由の購入のみ
booth.pm

【電子版】OAuth・OIDCへの攻撃と対策を整理して理解できる本

今のところ電子版、booth経由の購入のみ
authya.booth.pm

OpenID Connect入門: 概念からセキュリティまで体系的に押さえる

Kindleでしか買えなさそう

Software Design (ソフトウェアデザイン) 2021年10月号

特集記事:挫折していないOAuth/OpenID Connect入門
認証・認可フローの仕組みを解説
Authleteの川崎さんが書かれている記事なので、かなりきめ細かく書いてくれている

ハッカー関連

ホワイトハッカーの教科書

この辺から興味を持っていくのもありかもと思い

ホワイトハッカーの教科書

ホワイトハッカーの教科書

  • 作者:IPUSIRON
  • シーアンドアール研究所
Amazon

ハッキング・ラボのつくりかた

多少事前知識は必要であるが、次のステップアップとかに良いのでは

Kali Linux ビギナーズガイド

Kali Linuxなるものを知った際に有効かも
(とはいえ最近はいろんな本で紹介はされているが)

サイバーセキュリティプログラミング

どうやってハッキングされるのか?という観点で書かれている
Pythonではあるが考え方は有用なことが多い

古いので下に移動させた本

「Auth0」で作る!認証付きシングルページアプリケーション

2018年8月と少し古い
初心者向け本の模様

Software Design (ソフトウェアデザイン) 2020年11月号

特集記事:今更聞けない認証・認可
「今さら聞けない暗号技術&認証・認可」が出版され、そちらに記事の内容全て入っているので

古すぎるので理由無ければ買わないで良いと思う本

脱オンプレミス!クラウド時代の認証基盤 Azure Active Directory

過去の歴史まで把握しておきたいなら買ってもいいかもやろけど

OAuth徹底入門

かなりお堅い本、加えて古くなっている
OAuth自体を用いて基盤作る人向けかも
その分きちんと読み切ったら力は付くかと