Evernoteの情報をOneNoteにインポートする方法(2023年4月版)

行いたいこと

Evernoteの情報をエクスポートし、OneNoteにインポートを行いたい。

現状整理

昔はOneNote Importerという公式ツールが提供されていた。
しかしながら、2023年4月1日時点では提供が行われていない。(※1)
Microsoft コミュニティ:EvernoteからOneNote移行TOOL「OneNote Importer」が見つかりません

※1
今後M365利用増加のため、テコ入れする可能性はあるかもしれません。

対応方法

Evernote2Onenoteというツールを作成してくれている方がおられるのでそれを用いた。
Evernote2Onenote - Stefans Tools

実施方法

1.evernoteのノートブック上で右クリックをし、ノートブックをエクスポートを選択する。
  ENEX形式を選択し、エクスポートを実行する。
  これをノートブック単位に実行する。
  ノートブックにノートが多数存在する場合は、事前に任意の単位に分割しておく。
  (もしくは、ファイルの分割サイズにチェックボックスを入れる)
  エクスポートは時間かかるため、予め地道に行っておく必要がある。
2.以下のサイトからEvernote2Onenote-*.zipをダウンロードし、zip展開する。
github.com
3.Evernote2Onenote.exeを実行する。
4.Import ENEX Fileを選択し、対象ファイルを選択する。
5.変換が実行される。
6.変換が成功すれば、ドキュメントのOneNoteノートブックに作成されている。

実行時の注意点・アドバイス

・実行する際にはOneNote自体の機能は停止させておかないと失敗すること多いです。(※2)
・タグが付与されていると、それがセクションとして分割して登録されたりする。
 その区切られ方が気にいらないのであれば、OneNote上で移動し直せば良いかと。
 とりあえずさっさと移動させて、OneNote側で再分類した方が効率いいかと思いました。
・単純なノートブックはほぼ成功するが、画像保存してたり、HTML形式とかのは失敗しやすい。
・暗号化しているノートは当然復号化されずに変換されるため、個別に手移行しかない。
・異常終了した場合、ある程度の状態では作成されているようで、*.oneというファイルが生成されている。(※3)
 そのファイルを読み込むと完全体ではないが、OneNoteに移行することができる。
・エラーになってそうなノートを特定し、Evernote上で削除して再度エクスポートを行い、再度当ツール利用すればうまくいく場合もあった。但し、手動移行した方が早い場合も当然ある。
・とはいえ、やはりエラーになったり、うまく移行されない場合も多い。ある程度捨てる勇気が必要である。
 もしくは、Evernote側は当面参照用においておき、徐々に移行、削除していくなどで対応する。

※2 私はOneDriveを指定していたので特に発生しやすかったと思います
※3 私はeverything観測しながら生成されているのを確認していました
  (*.oneとかで観測しておけば良い、*.onetocである必要はない)

余談(移行を決めた理由)

  • gpt-4 / ChatGPTがMS365に組み入れられることを見越して
  • 会社でOneNoteを使う機会増えてきたので
  • なんやかんやでExcelとかPowerPoint使うし、5台までなら1ライセンスだけで使えるので
  • Evernoteが年々劣化度合いが酷いため