P113 5-3 IPアドレスの割り当て

【プライベートIPアドレス
・VNet内にある仮想マシンやその他のサービスとの通信、サイト間接続VPNやExpressRouteによるオンプレミス側のネットワークとの通信に利用される
・動的と静的が存在し、デフォルトでは動的が設定されているので、停止した後再度起動するとIPアドレスが変わっている。静的を選んだ場合でも、Azureバックアップから復旧した仮想マシンは動的になるため、再度設定する必要がある。
IPアドレスの上限値は、2019/1/1時点ではクラシック デプロイメント モデルでは4096、リソースマネージャーモデルで65536個までとなっている。

【パブリックIPアドレス
・インターネットへの接続に必ずしも必要ではない(プライベートIPアドレスを用いていても、送信元ネットワーク アドレス変換[SNAT]機能にて接続可能)。インターネットへの送信を許可しないようにするには、NSGを利用する必要がある。
・逆にインターネットからの通信の際には、必要である。インターネットからのパケットを受信させないためにあえてパブリックIPアドレスを割り当てないという設定も可能である。
・パブリックIPアドレスにも、静的と動的割り当てが存在する。

【仮想IP(本書記載外)】
仮想マシンにではなく、Azure Load Balancer にリンクされているIPアドレスのことを仮想IP[VIP:Virtual IP]と呼ぶ。
・VIPもデフォルトでは動的あるが、静的な設定も可能である。

【参考リンク】
docs.microsoft.com
docs.microsoft.com
azure.microsoft.com
docs.microsoft.com

Microsoft Azure実践ガイド (impress top gear)

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